* この投稿は米国時間 2 月 23 日、Google Cloud Platform の Lead Sales Engineer である Guillaume Leygues によって投稿されたもの(投稿はこちら)の抄訳です。
7,500万以上のユーザーを抱える企業が、自社製のインフラストラクチャからクラウドへ移行させることは、そう頻繁に起こることではありません。
しかしあと数週間、数ヶ月もすると、多くの熱狂的な Spotify ユーザーが楽しんでいる音楽体験が
GCP によって届けられるようになります。
Spotify は全ての人のために音楽を特別なものにしたいと考えています。現在、Spotify は
20 億を超えるプレイリストをホスティングし、ユーザーが 3000 万曲以上の楽曲にアクセスすることを可能にしています。
また、アーティスト、アルバム、ジャンル、プレイリスト、レコードレーベル別に、どんなデバイスからも楽曲を検索することができ、Discover Weekly という機能によって世界中何百万もの人々にパーソナライズされたプレイリストが提供されています。
これまで Spotify では、ユーザーにとってシームレスな使用体験を提供するために、技術者たちが自らコアインフラを運営し、データセンター領域、 PC ハードウエアやネットワーキング機器を買ったり、借りたりしていました。
しかしこの作業は次第に無視できないものとなってきました。革新的な機能やソフトウェアにの開発に注ぐべき自社の大切なリソースを、このような形で使用してしまうことに価値があるのだろうかと、幾度となく自問自答するようになりました。
Compute Engine があれば、チームは超高速 IOPS SSD や ローカル SSD のストレージ能力による、安定したパフォーマンスの発揮が期待できます。
オートスケーリングにより、必要なタイミングで適切なリソースを使うことができるようになるので、強靭でコスト効率の高いアプリケーションをつくることが可能です。
この豊かなストレージ サービス群で、技術者はデータ保存やデータベース維持に時間を取られず、複雑なバックエンドロジックの開発に集中することができるのです。
その結果、迅速さと信頼性の高さに裏打ちされた体験を、世界中のユーザーにもたらすことが可能になっています。
これによって Spotify はより深く、双方向的な高頻度の分析、製品開発、機能試験、より高度なユーザーインターフェイス機能を実行することができます。
Spotify は全てのイベントをそのエコシステムに集めて転送するために、Google のデーターメッセージングおよびストリーミングのためのグローバルサービスである
Cloud Pub/Sub を使用しています。
これにより、高信頼性の no-ops で毎秒数10万件ものメッセージ処理を実現しています。
さらに Spotify はその ETL ワークロードの動力として Google のデータ処理サービスである
Cloud Dataflow を導入しています。バッチ処理もストリーム処理も、 1 つのクラウドベース マネージドサービスで行うことができるのです。
Google としても、全社的に先進的なユーザー エクスペリエンスを追求する姿勢を持った Spotify と一緒にプロジェクトができることは大変エキサイティングなことです。
※ GCP NEXT 2016 の開会基調講演では Spotify の Engineering and Infrastructure 副社長である Nicholas Harteau 氏によるトーク をご紹介しますので、ぜひご参加ください。また、Spotify のセッションでは、Spotify がどのように Google Cloud BigQuery や Dataflow を取り入れているのかもご紹介します。
- Posted by Guillaume Leygues, Sales Engineer, Google Cloud Platform
0 件のコメント :
コメントを投稿