Google Cloud Platform Japan Blog
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GKE Advanced ―― 信頼性、単純性、スケーラビリティを高めたエンタープライズ向けの GKE 新エディション
2019年4月26日金曜日
※この投稿は米国時間 2019 年 4 月 17 日に Google Cloud blog に
投稿
されたものの抄訳です。
編集部注 :
本稿は、Google Kubernetes Engine のユニークな機能を紹介する連載の第 1 回目です。2 回目以降はさらに高度な機能を取り上げます。ご期待ください。
2014 年のオープンソース化以来、Kubernetes は大きな発展を遂げてきました。さまざまなユース ケースに対応するべく、堅牢なインストール、管理、構成のツールなどがコミュニティによって整備されました。しかし、多くの企業は Kubernetes を自社で実行することの負担に耐えかねて、私たち Google Cloud のマネージド サービスである
Google Kubernetes Engine
(GKE)を採用しています。企業は、基盤のインフラストラクチャに不満があったのではなく、ビジネスへの注力を可能にする基盤を求めていたのです。
このほど、私たちは GKE Advanced を発表しました。GKE Advanced は、世界規模の堅牢なインフラストラクチャを管理するにあたって私たちが学んできたことを基に、エンタープライズ グレードの制御、自動化、柔軟性の機能を追加した GKE です。従来の GKE は GKE Standard に改称します。
2 つの GKE の違いを簡潔に説明すると、次のようになります。
GKE Advanced
は、インフラストラクチャ管理の高度な自動化、セキュリティ強化のための統合型ソフトウェア サプライチェーン ツール、金銭補償付きの SLA による信頼性強化、サーバーレス ワークロードの実行サポートを提供します。これらの新機能とツールにより、変化の激しい環境でのワークロードとクラスタの管理は単純化され、スケーリングはハンズフリーになります。Kubernetes の高いポータビリティとサードパーティ エコシステムはそのままに、機能強化を図っています。
GKE Standard
は、現在一般提供されているすべての機能を備えており、さほど複雑ではないプロジェクト向けのマネージド サービスを提供します。GCP Marketplace で入手できるツールも含め、Google およびサードパーティ製品から成る GCP のリッチなエコシステムを引き続き利用できます。
GKE Advanced に組み込まれる機能について詳しく見ていきましょう。
拡張された SLA
GKE Advanced は、SLA においてリージョン クラスタの 99.95 % の可用性が金銭補償付きで保証されており、ミッションクリティカルなワークロードを安心して実行できます。
シンプルになった自動スケーリング
可用性と信頼性を高めるために手作業で Kubernetes クラスタをスケーリングしようとすると、作業が複雑になり時間を要することがあります。GKE Advanced にはスケーリングを容易にする 2 つの新機能が備わっています。
垂直ポッド自動スケーリング
(VPA)は、リソースの利用状況を監視して、リクエストされた CPU と RAM を調整し、ワークロードを安定させます。
ノード自動プロビジョニング
は、Cluster Autoscaling の拡張版としてクラスタ リソースを最適化します。
防御用のレイヤを追加
DevOps やシステムの管理者は、必要なサードパーティ ソフトウェアを Kubernetes クラスタで実行しつつ、それを隔離してセキュリティを確保したいと思うことがよくあります。GKE Advanced には、
gVisor
をベースとする軽量のコンテナ ランタイム、
GKE Sandbox
が組み込まれています。これは、ポッド レイヤに防御用の第 2 レイヤを追加し、コードおよび設定の変更や新しい制御方法の学習を必要とせずにコンテナ化アプリケーションをハードニングします。
ソフトウェア サプライチェーンのセキュリティ
ソフトウェア開発ライフサイクルにおける悪意ある、もしくは意図せぬ変更により、システム ダウンやデータ侵害が発生することがあります。
Binary Authorization
を使用すれば、ビルドやテスト中のコンテナ イメージが、信頼のおける機関によって署名されます。ビルド&リリース プロセスでは検証済みのイメージだけが統合され、コンテナ環境をより厳格に管理できるようになります。
サーバーレス コンピューティング
コードの実行基盤となるインフラストラクチャのことを気にせずに、アプリケーションをスピーディに開発してローンチしたいとお考えでしょう。
Cloud Run on GKE
は、
Knative
ベースの自動スケーリング(ゼロ インスタンスも可能)、ネットワーキングとルーティング、ロギング、モニタリングにより、ステートレスなサービスのデプロイおよび実行のための一貫したデベロッパー エクスペリエンスを提供します。
インフラストラクチャ使用状況の把握
1 つの GKE クラスタをマルチテナントの形で共有すると、どのテナントがリソースのどの部分を使用しているかがわかりにくくなります。
GKE usage metering
は、クラスタのリソース使用状況を表示できるようにします。リソースを Kubernetes 名前空間とラベルで分類し、顧客や部門などのエンティティに帰属させた形で示すことができます。
GKE Advanced は、高度な自動スケーリングとセキュリティ機能、サーバーレス ワークロードのサポート、拡張された使用状況レポートをすべて SLA による金銭補償付きで追加し、最も条件の厳しい本番アプリケーションをマネージド Kubernetes サービス上に構築するために必要なツールと信頼性を提供します。GKE Advanced は米国の第 2 四半期に無料トライアルの形でリリースされる予定です。GKE Advanced について聞きたいことはありませんか? 詳細は Google のお客様窓口にお問い合わせください。また、Cloud OnAir「
Your Kubernetes, Your Way Through GKE
」も、ぜひご視聴ください。
- By Jerzy Foryciarz, Senior Product Manager
デベロッパー コミュニティ紹介シリーズ : Kubernetes Meetup Tokyo
2018年4月16日月曜日
Google Cloud の技術や製品に関して、活用方法やベストプラクティス、実践的なテクニックなどの共有や交流を目的として、さまざまなデベロッパー コミュニティが勉強会などのイベントを開催しています。このシリーズでは、Google Cloud Platform に関連するコミュニティの活動を定期的にご紹介します。
今回、ご紹介するコミュニティは、「
Kubernetes Meetup Tokyo
」です。
Kubernetes Meetup Tokyo とは
Kubernetes Meetup Tokyo は、コンテナオーケストレーションツール「
Kubernetes
」について話し合うコミュニティです。主な活動内容は技術講演・交流会からなるイベントの開催で、2016 年 5 月に第 1 回のイベントを開催して以来、1~2 か月に 1 回のペースでイベントを開催しています。
Kubernetes とは?
Meetup の活動を紹介する前に、そもそも Kubernetes とはどのようなものなのかを簡単に紹介しましょう。
最近のシステムは、物理サーバーの上に複数台の仮想サーバーを構成する方法が一般的です。このため、システムを安定的に運用する作業が複雑になるという課題が指摘されています。
そこで新たに注目されているのが「コンテナ型仮想化」という方法です。コンテナ型仮想化では、アプリケーションを実行するために必要な依存関係にあるリソースを「コンテナ」という単位にまとめます。OS 上に複数のコンテナを提供することによって、サーバー仮想化に比べて、よりシンプルに仮想化環境を実装することができます。
しかし、実際にコンテナ型仮想化環境を運用する際には、個々のコンテナの運用管理(オーケストレーション)ツールが必要になります。そのコンテナオーケストレーションツールの中で、最も広く普及しているのが Kubernetes です。
Kubernetes は元々、Google が開発していたツールをオープンソース化したことで普及が加速し、現在では Google Cloud Platformの
Google Kubernetes Engine (GKE
)をはじめ、複数のクラウド環境で公式にサポートされています。
Kubernetes はどんな用途で使われているの?
次に、具体的に Kubernetes がどのように使われているのかをご紹介します。
コンテナ展開の自動化
アプリケーションをコンテナ化して実装する場合、実際には複数のコンテナを、複数のホストに展開する場面が多々あります。「さまざまな異なる商品を異なる住所に配送する運送業」に例えてみましょう。
この場合、コンテナ型仮想化というのは「商品を箱(コンテナ)に詰めて配送する」ことに相当します。大きさや形が異なるものも、箱詰めすることで持ち運び自体は楽になります。しかし、「どの住所にどの荷物を運んだらいいのか」を 1 件ずつ判断して処理する作業は大きな手間がかかります。
Kubernetes は、この「配達先を決める作業」に相当する部分を自動化します。コンテナは共通規格なので、アプリケーションの実行環境が変わってもスムーズに展開できる利点があります。複数のコンテナをグループとして管理する機能も備えています。
コンテナの死活管理とアクセス分配の自動化
: アプリケーションの障害や、アクセスによる負担でパーフォマンスが落ちるなど、アプリケーションの安定性を守るのが大きな問題になります。コンテナ化したアプリケーションを複数のホストに展開する際、いずれかのコンテナがダウンしたときに、すぐに別のコンテナを自動で立ち上げてくれます。また、アプリケーションの負荷が高まった場合は自動的にサーバーの数を増やし、複数のホストへアクセスを分配することもできます。
このように、Kubernetes はコンテナ型仮想化環境の運用に必要なさまざまな管理作業を自動化するため、コンテナを基盤としたシステム構築に欠かすことのできないツールです。
Kubernetes Meetup Tokyoはこんな方におすすめ
コンテナ型仮想化など、クラウド技術を使ったアプリケーション開発に興味がある方
Kubernetes によるシステム構築のノウハウを知りたい方
地方在住など、他のデベロッパーと情報共有したい方
Kubernetes Meetup Tokyo は、Kubernetes に関する基礎および実践的な知識を学ぶのに適したコミュニティです。イベントは毎回定員の 2~3 倍の参加申込みが集まる人気ぶりで、Kubernetes に対する世のデベロッパーの関心の高さが伺えます。
毎回定員を大幅に超える参加申し込みがあることから、通常の参加枠は抽選となっています。つまり、抽選日までに参加登録した方を対象に、平等に参加者が選ばれます。そして、通常の参加枠とは別に、関東 1 都 3 県以外からの参加者専用の遠方枠、女性 / LGBT の方向けの枠が用意されています。条件に当てはまる方にとっては参加しやすいのも魅力の一つです。
また、休憩を兼ねたビールとピザを楽しみながらの懇親タイム、毎回希望者を募って行う LT 大会など、技術講演だけでなく、参加者同士の交流にも力を入れています。「Kubernetes について語り合う仲間がほしい」という方にもおすすめです。
Kubernetes Meetup Tokyo が開催する最新のイベント情報を知りたい方は、コミュニティに参加登録してみてはいかがでしょうか?活動状況やオンライン コミュニケーションなど詳しい情報は以下のサイトよりご覧いただけます。
コミュニティ概要
名称 : Kubernetes Meetup Tokyo
サイト :
https://k8sjp.connpass.com/
発足 : 2016 年 5 月
会員数 : 2,200 名以上
イベント開催:12 回(2018 年 3 月現在)
12 か月間のトライアル
300 ドル相当が無料になるトライアルで、あらゆる GCP プロダクトをお試しいただけます。
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