* この投稿は、米国時間 11 月 30 日、Google Cloud Platform の Senior Developer Advocate である Julia Ferraioli によって投稿されたもの(投稿はこちら)の抄訳です。


現在、コンテナは非常に大きな注目を集めています。

ベスト プラクティスに関する文書やチュートリアルがあちこちで見つかるほか、クラウド コンピューティングにわずかでも関連のあるカンファレンスでは、たいていの場合「コンテナ入門」のセッションが開催されています。

皆さまの中にも、Docker docs や Miles Ward 氏の投稿「コンテナ、Kubernetes、最新のクラウドコンピューティングの動向」をお読みなったり、Docker コンテナの NGINX をローンチされた方がいらっしゃるかもしれません。とはいえ、特にコンテナ化を検討している既存のアプリケーションがある場合には、コンテナの導入が困難になる可能性があります。


こうしたコンセプトに関するハードルを越えるために、私は全 4 回のブログ記事を投稿しました。その中では、なじみのある Minecraft サーバーを使ったコンテナの実践的な構築、アップデート、活用に関して解説しています。それぞれの投稿は下記からご覧いただけます。




最初の投稿では、Minecraft サーバーで必要なものがすべて揃ったコンテナ イメージの作成、そのイメージを Google Compute Engine で使用したサーバーの実行、Minecraft クライアントからのアクセスについて、それぞれの方法を紹介しています。

ここでは、Docker のコマンドライン ツールを利用して、コンテナのビルド、テスト、実行を行うほか、画像を Container Registry にプッシュし、コンテナ向けに最適化されたインスタンスで使用できるようにします。
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コンテナからストレージを分離する次のステップでは、ゲームを定期的にバックアップする方法について紹介しています。

これまでに Minecraft でミスをしたことがあれば、世界を復元させることがどれほど大変かをご存知でしょう。Minecraft はカスタマイズしたほうが楽しめるため、server.properties ファイルを修正してコンテナイメージをアップデートする方法についても解説しています。
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ここまで来たら、あとは紹介した内容を踏まえ、楽しくて少々くだらない Minecraft Roulette を作成するだけです。このアプリケーションでは単一の IP をエントリ ポイントとして使用し、さまざまな Minecraft の世界のうちの 1 つとランダムに接続できます。このチュートリアルを完了した後は、オープンソースのコンテナのオーケストレーターである Kubernetes の基本について理解できるようになっているでしょう。

このブログを最終回までお読みいただくと、コンテナと Kubernetes の基本について把握し、アプリケーションをコンテナ化する準備を整えられるはずです。Minecraft をプレイする言い訳にもなります。ぜひお試しください。


- Posted by Julia Ferraioli, Senior Developer Advocate, Google Cloud Platform