そして、その成果の 1 つが Managed Instance Group です。これは、すべて同じインスタンス テンプレートで構築されたマシンのグループであり、スケーラブルで信頼性の高いシステムを容易に構築するうえで基盤となるものです。
Managed Instance Group は、マシンとアプリケーションの状態を監視し、必要に応じて VM インスタンスを再作成することで、VM インスタンスの自動修復を行います。トラフィックの増加に関係なくリクエストを処理できるようにするオートスケールやロード バランシングを可能にします。
高可用性が求められるアプリケーション向けに、私たちは Managed Instance Groups の改良を行い、先ごろ Regional Managed Instance Groups 機能をベータへと移行させました。
この機能のもとでマルチゾーンの設定を行うと、Compute Engine が自動的に VM インスタンスを同一リージョン内の 3 つのゾーンに均等に分散させます。こうしておけば、1 つのゾーンの機能停止といった稀な障害が発生した場合でも、残る 2 つのゾーンに配置された VM インスタンスはサービスの提供を続けることができます。
また Autoscaler を有効にすると、他のゾーンで増加したトラフィックに対応するために、VM インスタンスが自動的に追加されます。Regional Managed Instance Groups をオーバープロビジョニングすることで、システムをさらに強固に保護できます。
この機能は数か月の間、選ばれたアルファ パートナーのみに提供されてきました。そしてこのたび、Compute Engine をサポートするすべてのリージョンにおいて、この機能を広く Compute Engine ユーザーに提供する準備が整いました。
- Posted by Filip Balejko, Software Engineer
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