Google Cloud Platform Japan 公式ブログ: 躍進する Kubernetes : GCP をめぐる最近の動きから

躍進する Kubernetes : GCP をめぐる最近の動きから

2016年7月15日金曜日

* この投稿は米国時間 7 月 8 日、Google Cloud Platform Blog の Editor である Alex Barrett によって投稿されたもの（投稿はこちら）の抄訳です。
Kubernetes が重要なマイルストーン（バージョン 1.3）に到達しました。マネージド Kubernetes サービスである Google Container Engine（GKE）にも、それに伴ってさまざまな改良が加えられています。
この最新版は、Kubernetes ユーザーや GKE を使用する組織にとって、どのような意味を持つのでしょうか。Google のデベロッパーアドボケートである Carter Morgan が、こちらのプレゼンテーションで包括的な解説を試みています。
一方、Kubernetes コミュニティは、Kubernetes の効果的な活用法を紹介する資料を充実させることに余念がありません。初心者の方には、Couchbase の Arun Gupta 氏が公開しているチュートリアルが参考になるでしょう。Kubernetes を使い始めるのに役立つはずです。
また、いったん腰を据えて、Kubernetes の設計パターンに関するこちらの論文を読んでみてはいかがでしょうか。これは、Google の Brendan Burns が、6 月に開催された USENIX でプレゼンテーションを行ったときのものです。
Kubernetes をすでに本格導入している組織向けにも、Kubernetes による Redis の管理に関するプレゼンテーション（Google の Kelsey Hightower によるもの）や、Kubernetes Ingress Controller に関する詳しい解説（Java 開発者の Eduard Kaiser 氏によるもの）が公開されています。
こうした活動の盛り上がりを見ると、Kubernetes を本番環境で活用している企業が増え始めていることは驚きではありません。
たとえば、HackerNews に掲載されている、IT オペレーションにおける Kubernetes の効果に関するやり取りをチェックしてみてください。The New Stack でも、PCI 認定を取得しているクレジットカード処理業者 WePay が、マイクロサービスの導入と併せてコンテナと Kubernetes を採用したことが報じられています。
オンラインゲームプロバイダーの Rayark が最近リリースし、大ヒットしている VOEZ も、ほぼ全面的に GKE を利用して運用されています（Redis データベースは Google Compute Engine 上の仮想マシンで動作しています）。
しかし、これはまだ序の口です。Microsoft Azure で Kubernetes が動く世界を想像してみてください。そして、Cole Mickens 氏が公開している、Azure で Kubernetes 1.4 を動かす手順に目を通してみてください。また、近く行われる GKE のユーザビリティ調査にも、ぜひご参加ください。
今、行動を起こさないのはもったいないです。自分の手で未来を作れるのですから。
- Posted by Alex Barrett, Editor, Google Cloud Platform Blog

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