* この投稿は、米国時間 7 月 30 日、Google Cloud Platform の Product Manager である Todd Prives によって投稿されたものの抄訳です。
Zync は、VFX アーティストのために VFX アーティストによって設計されたレンダリング用ソリューションです。当初より Zync の開発チームは、Google の広大なクラウドプラットフォームにツールを統合するため、多大な努力を払ってきました。その結果、アーティストは、
Maya や
Nuke など使い慣れたレンダリングツールを使用することで、Google インフラストラクチャのパフォーマンスやスケールそして価格面におけるメリットもシームレスに享受することが可能になります。
本日、 Google Cloud Platform において、Zync のベータ版を発表いたします。公開は 8 月 20 日の予定です。
アーティストをサインアップに招待し、来週の公開時には告知を行います。1600 もの専用 Compute Engine コアが使用可能となり、
V-Ray、
Arnold、ならびに
Nuke ベースのレンダリングをパワーアップします。
Zync は、アーティストの既存のパイプラインに適合したワークフローに基づき、VFX スタジオで設計されました。 Google Cloud Platform で補強された Zync により 、アーティストは Google のインフラストラクチャが備えているスケール、パフォーマンス、セキュリティを手に入れることができます。また同時に、ローカルレンダリングファームも親しみやすく、使いやすいものになります。
Google クラウドインフラストラクチャの
価格設定にはメリットがあります。オンデマンドでコンピュートノードに即座にアクセスし、一方で料金は分単位の請求で無駄なオーバーヘッドを発生させないように、レンダリングだけに課金されます。
さらに、サポートしているすべてのアプリケーションについて、別途 15 パーセントから 25 パーセント、オンデマンド価格を割引いたします。当社の
TCO の計算により、オンプレミスの合計支出と Zync の分単位モデルを比較することができます。
レンダリングを行うクリエイティブプロフェッショナルの厳しく過密なスケジュールに対応するべく、Google は、毎週月曜日から金曜日の営業時間内においてサポートを提供します(応答時間は4時間以内)。
現在サポートするプラットフォームに加え、Zync は来月、Pixar の RenderMan ベータ版サポートを発表します。この25年間、Pixar の RenderMan テクノロジーは、グラフィックスレンダリングの標準であり続け、物理ベースのビジュアルエフェクト、最先端のレイトレーシングなど、最新の技術を可能にするために進化してきました。
RenderMan ビジネスディレクターのクリスフォード氏は、ピクサーアニメーションスタジオにおいて、以下のように述べました。
「当社は、 Zync と Google クラウドプラットフォームの来るべき統合を発表できることをとても喜ばしく思っています。近日、統合化が実現されたあかつきには、RenderMan のユーザは Google の驚異的なクラウドレンダリングインフラストラクチャに簡単にアクセスできるようになります。これにより、ユーザは容易にコンピューティングパワーを引き出せるようになり、アニメーションとVFX の製作期限を守ることが可能となります」
-Posted by Todd Prives, Product Manager, Google Cloud Platform
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