クラウドにおけるモバイルファースト開発
2015年6月4日木曜日
* この投稿は、米国時間 5 月 29 日、Product Marketing Manager の Andy Tzou によって投稿されたものの抄訳です。
ユーザーがモバイルファースト、そしてモバイルオンリーへと移っていくようになり、Google では、モバイル特有の課題に対するソリューションを用意することを目指してきました。例えば、デベロッパーがアプリのフロントエンド ユーザー エクスペリエンスに専念できるフル マネージド サービスや、デベロッパーがプロジェクトに必要なだけ管理できるプラットフォームと IaaS (infrastructure-as-a-service) などです。
モバイルの世界
Firebase は、モバイルの世界において、これまでのプログラミング モデルの限界への画期的な一歩です。RESTful なモデルは、特にウェブにおいては大きな役割を果たしてきましたが、モバイルにおいてはどうでしょう。例えば、地下鉄へ入る時、飛行機モードにする時、接続エリアが制限された場所では、ネットワークの接続が断続的になったり、ネット環境自体が存在しないことさえあります。こんな環境でシームレスなサービスを作ることは難しいのに、ユーザーはオフラインでも動くアプリを求めるようになっています。
シームレスなオフライン機能
先日の Google I/O で Firebase は、iOS と Android でのオフラインをネイティブサポートすると公表しました。Firebaseは、デベロッパーに代わってデータを維持し、ネットワークが利用できない場合には自動的にデータをデバイスにローカル保存します。接続が回復すると、自動的にアプリケーション データをクラウドに同期します。RESTful なモデルでは、デベロッパー自身がシームレスなオフライン環境を作ろうと努めなければならず、さらには、モバイル、デスクトップ、Android、iOS と、多種多様なクライアントにアプリケーション データを常に同期させることを期待され、デベロッパーにとって複雑さは勢いを増すばかりです。Firebase は、接続状態に関係なく、デベロッパーに代わって、デバイス全体にわたるデータ同期を管理します。
リアルタイム
オフラインに加え、ユーザーはアプリには素早く、迅速な応答を期待します。自分が乗る予定の車が徐々に近づいていることを地図上で確認したり、SNS への投稿が瞬時に表示されたり、Google ドキュメントでリアルタイムに共同編集したりです。リアルタイムであることは、ユーザー エクスペリエンスにおいて重要になってきました。
Firebase は、モバイル アプリケーションに対するリアルタイム同期アプローチの先駆けです。アプリケーション データは、デベロッパーの労力を必要とせずに、クラウドおよびクライアント デバイス全体とリアルタイムで同期されます。
インフラストラクチャとコンピューティング
さらに、Google Cloud Platform では、既存のバックエンドの管理または移行を検討するモバイル デベロッパーのために、Google App Engine や Managed VM、Google Compute Engine といったモバイル アプリ構築のためのさまざまなオプションを提供しています。長期的なジョブのホスト、分析の実行、またはカスタム ビジネス ロジックの記述のために最適です。
Firebase や Google Cloud Platform を使って、次世代の素晴らしいモバイル エクスペリエンス構築を!
-Posted by Andy Tzou, Product Marketing Manager, Google Cloud Platform
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