コンテンツに移動
Google Cloud

Apigee Developer Portal のアップデートでデベロッパー エクスペリエンスが向上

2019年2月27日
Google Cloud Japan Team

https://storage.googleapis.com/gweb-cloudblog-publish/images/Apigee_developer_portal_qXff9Oj.max-2200x2200.png

※この投稿は米国時間 2019 年 2 月 1 日に Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

現代のエンタープライズ開発では、組織内外のデベロッパーにサービスをエクスポーズできる API の構築が本質的に重要です。ただし、単に API を作成するだけでは十分ではありません。API と API プログラムの市場への投入が成功するかどうかは、デベロッパーに働きかけてそれらを実際に使ってもらえるかどうかにかかっています。社内や外部のさまざまなデベロッパー コミュニティにおいて、API の採用や利用をデベロッパーに促すうえで決め手となるのが、デベロッパー ポータルです。

企業が取り組むデベロッパー エクスペリエンスの構築を支援するため、私たちはこのほど、Apigee Developer Portal にいくつかの改良を加えました。このポータルは、Google Cloud の Apigee プラットフォームで管理される API を使用するデベロッパーと管理者を対象にしており、API プロバイダーが彼らに対してシームレスなオンボーディングを行うのに役立つ包括的でカスタマイズ可能なソリューションを提供します。同ポータルの今回のアップデートに含まれる内容は以下のとおりです。

  • SmartDocs API リファレンス ドキュメントの新バージョン
  • 改良されたテーマ エディタと再設計されたデフォルト ポータル テーマ
  • デベロッパー アカウント管理の向上

SmartDocs

Apigee の SmartDocs はデベロッパー向けの見やすい API リファレンス ドキュメントを自動的に生成しますが、今回のアップデートで、このドキュメントが新たに 3 ペイン表示になりました。左ペインでは API ドキュメントのさまざまな領域をナビゲートでき、中央ペインは特定のオペレーションの詳細なドキュメントを提供し、右ペインではドキュメントから API リクエストを直接作成できます。右ペインには、API リクエストの詳細を確認する際に便利な “expand” ボタンも用意されています。

ドキュメントは OpenAPI 仕様に基づいて生成され、同仕様の Versions 2.0 と 3.0.x をサポートします。OpenAPI 仕様で定義されているすべてのオペレーションごとにそれぞれ専用のページが設けられているため、ユーザーはドキュメントの特定の領域をシェアしたり、それらについて議論したりすることが簡単にできます。API チームも、ユーザーに必要なコンテンツへのディープリンクを容易に設定できます。

https://storage.googleapis.com/gweb-cloudblog-publish/original_images/smartdocsbyeu.GIF

テーマ エディタ

SmartDocs とともに、デフォルト テーマについても、Google の Material Design ツールキットを使って再設計されました。テーマ エディタ(ポータル テーマの作成に使用する統合ツール)は新たに SCSSAngular Material Themes をサポートし、これによって変数やルールなどの強力な機能が導入されました。

https://storage.googleapis.com/gweb-cloudblog-publish/images/themeeditorn37f.max-2000x2000.PNG

アカウント管理

Apigee Developer Portal の最新リリースでは、デベロッパーによるアカウントの作成と管理の方法が改良され、デベロッパー ポータルのユーザーを管理するための新しいビューも管理者に提供されるようになりました。API プロバイダーは、API ポータル管理インターフェースのユーザー リストを使って、すべての登録済みユーザー アカウントの表示や管理を行ったり、新しいユーザー アカウントの自動承認または手動承認を設定したりすることができます。また、この新しい管理ビューを介して、すべての登録済みユーザー アカウントの詳細を確認したり、カスタム アカウント登録フィールドを表示したり、ユーザー アカウントの承認やブロック、削除を行ったりすることも可能です。

今すぐ始めましょう

優れたデベロッパー エクスペリエンスを構築する方法の詳細については、Apigee の eBook『Creating World-Class Developer Experiences』をご覧ください。

すでに Apigee Edge クラウドをご利用のお客様は、最新のドキュメントをご覧のうえ、新しい Apigee Developer Portal をお使いください。最新ドキュメントには、機能の包括的な概要やガイド付きのチュートリアル、FAQ などが記載されています。

Apigee Edge をまだご利用でない方は、こちらから無料でお試しになれます。

- By Marsh Gardiner, Product Manager, Apigee

投稿先