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Google Cloud

ホワイトペーパー : .NET アプリケーションをモダナイズして Google Cloud に移行

2018年2月13日
Google Cloud Japan Team

Google は先ごろ、アプリケーションの移行に関するホワイトペーパー シリーズの第 2 弾を公開しました。“move-and-improve” をキーワードに、モノリシックな .NET アプリケーションをマイクロサービスで再構築するプロセスを紹介したものです。

そしてこのほど、ホワイトペーパー シリーズの第 3 弾として、『Modernizing your .NET Application for Google Cloud』(.NET アプリケーションをモダナイズして Google Cloud に移行)を公開しました。今回はモダナイゼーションのロードマップを詳しく掘り下げています。

前回のホワイトペーパーでは、DDD(ドメイン駆動設計)を利用してモノリスをマイクロサービスに解体するプロセスを解説しました。今回は、実際のコード サンプルを使って作業を体験できるようになり、内容をより面白く吸収できます。以下のように、認証、データベース、キャッシングという重要機能のモダナイゼーションに取り組んでいきます。

  • 認証 : サンプル アプリケーションである PetShop は現在、レガシー認証フレームワークの ASP.NET Membership を採用しています。この PetShop を、OAuth や OIDC のようなモダンな認証プロトコルに対応するようにアップデートして、モバイル デバイスやアプリケーションをより適切にサポートする必要があります。
  • データベース : PetShop はバックエンド ストレージに Oracle を使用しますが、PostgreSQL のようなオープンソース データベースを代わりに使用できないという技術的な理由はありません。オープンソース データベースを採用すればコストを抑えられる可能性があり、クラウド コンピューティングで利用する際のライセンス上の制約も少なくなります。
  • キャッシング : PetShop はサーバー上のインメモリ キャッシングを使用しますが、クラウド ベースのシステムは、Redis のような分散キャッシング エンジンを利用して、より高い回復性とパフォーマンスを実現できます。

このホワイトペーパーのコード サンプルは、PetShop に新たな息吹をもたらすことになるでしょう。Firebase、PostgreSQL、Redis のような技術を採用し、メンテナンスや管理の多くはサービス プロバイダ(この場合は Google Cloud Platform)に任せることになります。たとえば、認証フレームワークのメンテナンスを Firebase にアウトソーシングすれば、ASP.NET Membership のメンテナンスは不要になります。

今すぐ試してみましょう! ぜひホワイトペーパー(英語)をダウンロードし、GitHub リポジトリをクローンしてください。

* この投稿は米国時間 2 月 1 日、Product Marketing Manager である Bryan Nairn によって投稿されたもの(投稿はこちら)の抄訳です。

- By Bryan Nairn, Product Marketing Manager

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