Google Cloud
月刊 Google Cloud Platform ニュース / 2017 年 5 月
2017年6月1日
Google Cloud Japan Team
Posted by 佐藤 聖規(Google Cloud カスタマーエンジニア)
先月( 2017 年 5 月)に発表された Google Cloud Platform(GCP) 関連のニュースをブログ記事から振り返ります。
いよいよ 2017 年 6 月 14 日、 15 日 に Google Cloud の日本国内における最大イベント、Google Cloud Next’17 in Tokyo を開催します。申込みサイトが公開されました。人気セッションは満席も出始めているので、是非お越しいただける方はお早目のお申込みをお願いします。
[新製品, 新機能]
Cloud Spanner が 正式リリースされました。今年 3 月の Google Cloud Next '17 でも話題になった Cloud Spanner は、ミッション クリティカルな OLTP(オンライン トランザクション処理)アプリケーションに対応する、水平スケーリングが可能なフルマネージドのリレーショナル データベース サービスです。ミッション クリティカルな業務でのニーズを満たすように設計されており、強固な一貫性や高可用性、グローバルな拡張性によってサービスとしての独自性を際立たせています。今回の正式リリースにより、Cloud Spanner は新たなマイルストーンに到達しました。現在はリージョン インスタンスが提供されていますが、今年後半にはマルチリージョン対応のインスタンスが利用できるようになる予定です。Google でも Cloud Spanner を 5 年以上にわたって活用し、グローバルに展開するさまざまなミッション クリティカル アプリケーションを支えています。Cloud Natural Language API も従来からの英語、スペイン語、日本語に加えて、新たに簡体字中国語と繁体字中国語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、韓国語、ポルトガル語を追加されるなど複数の新機能が発表されました。
- Compute Engine のマシン タイプで 64 vCPU が利用可能に 5/24
- Google Cloud クライアント ライブラリによるオブジェクト、エンティティ、ログ データの保存 5/19
- Cloud Launcher のコンテナ サポートが向上 5/17
- Cloud Natural Language API の新機能と Cloud Spanner の正式リリース 5/17
- VM 推奨サイズの精度を高める Stackdriver Agent 5/16
- gRPC API を Cloud Endpoints で管理する 5/11
[ソリューション]
コンテナを使って開発するときにコンテナのサイズをできるだけ小さく保つことは、時間とコストの節約のために重要です。Google Cloud Container Builder を使うことで、コンテナサイズをリーンに保つためのソリューションを紹介しています。Google Cloud のカスタマー エンジニアリング チームは Spotify や Evernote などのお客様が Google Cloud Platform に移行する際に支援を行ってきました。私たちはこうした経験と、クラウドの仕組みに関する自身の理解に基づいて、VM の移行を支援するお勧めのベスト プラクティスを解説したドキュメントを公開しました。
- GCP で Windows の利用が拡大 5/23
- gRPC の評価 : 複数言語のサポート具合をチェックする 5/22
- Cloud Container Builder によるリーン コンテナ開発 5/18
- ソリューション ガイド : VM 移行のベスト プラクティス 5/15
- マルチクラウド : Google Cloud Endpoints と AWS Lambda のインテグレーション 5/11
- ソリューション ガイド : GCP におけるレンダリング ワークロードのセキュリティ 5/9
[その他]
Googe Cloud Next’17 in Tokyo に併せて Google の クラウド技術に関する 5 つのコミュニティが合同で Cloud Community fes. を開催します。会場は Google Cloud Next'17 in Tokyo と同じザ・プリンスパークタワー東京です。お申込みは こちら から登録できます。TensorFlow を処理するためのプロセッシングユニットである TPU の第一世代TPUの機械学習が高速になるメカニズムを解説した記事も公開しました。 Google I/O 2017 では第 1 世代の TPU が発表され Cloud TPU としてクラウドで実行できます。