Google Cloud クライアント ライブラリによるオブジェクト、エンティティ、ログ データの保存
Google Cloud Japan Team
クラウド アプリケーションを開発するには、通常はオンラインのオブジェクト ストレージ、スケーラブルな NoSQL データベース、ロギング ツールが必要です。そのため、Google Cloud Platform(GCP)では Cloud Storage API、Cloud Datastore API、Stackdriver Logging API を提供しています。
私たちはこのたび、これらの API にアクセスできる最新の Google Cloud クライアント ライブラリを正式リリース(GA)しました。このクライアント ライブラリは 7 つのサーバー サイド言語(C#、Go、Java、Node.js、PHP、Python、Ruby)をサポートしています。
オンライン オブジェクト ストレージ
Cloud Storage API を使用すれば、画像や動画などの BLOB データをバケットに直接アップロードできます。これを Node.js で行うには、最初に Google Cloud クライアント ライブラリをインストールする必要があります。次に、以下のコードを実行し、ローカル ファイルを特定のバケットにアップロードします。
NoSQL データベース
Google が提供する NoSQL プロダクトの 1 つが Cloud Datastore です。構造化オブジェクトであるエンティティを Cloud Datastore で作成し、GCP に保存しておくと、アプリケーションでの取得や照会が可能です。Java のサンプルを見てみましょう。まず、Maven の依存ファイルを次のように指定します。
次に、以下のコードでタスク エンティティを作ります。
ロギング フレームワーク
Google Cloud クライアント ライブラリを使用することで、Stackdriver Logging API にログ データとイベントを簡単に送ることができます。たとえば Python を使う場合は、最初に、ロギング用のクライアント ライブラリをインストールします。次に、プロジェクト(たとえば、__init__.py ファイル)に以下のコードを追加します。
そして、Python の標準ロギング モジュールを使って Stackdriver Logging に直接ログを書き込みます。
これらの API を使ってみたい方は、すべてのサポート言語での API の操作方法が書かれた Google Cloud クライアント ライブラリのページ(Cloud Storage、Cloud Datastore、Stackdriver Logging)をご覧ください。
また、Google Cloud クライアント ライブラリが提供するすべての API のリストをご覧になりたい場合や、ご意見ご感想をお送りいただく場合は、Google Cloud Platform のそれぞれの GitHub リポジトリにアクセスしてください。
* この投稿は米国時間 5 月 8 日、Product Manager である Omar Ayoub によって投稿されたもの(投稿はこちら)の抄訳です。
- By Omar Ayoub, Product Manager