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Google Cloud

Google Cloud Platform が火星に進出?

2017年4月11日
Google Cloud Japan Team

※ この投稿は、米国時間 4 月 1 日、Google Cloud Storage および Google Geo チームによって、エイプリルフールとして投稿されたもの(投稿はこちら)の抄訳です。

Google Cloud Platform(GCP)は、お客様のニーズに応えることに全力で取り組んでいます。それは、お客様の所在地がどこであろうと変わりません。

私たち Google はこのたび、サポート地域を拡大する取り組みの一環として、火星に進出することを発表しました。地球に住むお客様の間で最も需要の高いディザスタ リカバリとデータ主権性のニーズのサポートだけでなく、火星の探索と最終的な移住のために将来必要とされるクラウド インフラストラクチャの構築も視野に入れています。

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Google ストリート ビューで火星に行ってみましょう

火星は将来の移住先として最も適した惑星だと考えられており、火星への進出は私たちにとって最優先事項の 1 つでした。地球外クラウド リージョンの開設により、私たちは Google のコンピュート、ネットワーク、およびストレージのパワーを太陽系のほかの星に導入し、天文学や惑星間生物学研究、火星の天然資源探査に無限の可能性を開きます。また、このリージョンは太陽系全体に拡張されたネットワークにおいて重要なノードとしても機能します。

Google 初の惑星間データセンター(“Ziggy Stardust” という愛称が付けられています)は 2018 年にオープンする予定です。Google による火星探索は、Google Planets チームの 20 % プロジェクトとしてスタートし、火星をはじめとする宇宙の星の地図を作ってきました。その過程で、NASA のキュリオシティ探査機の着陸地点に近いゲール クレーターに、データセンターに適した場所を見つけたのです。

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Chrome の Google マップで火星をもっと探索してみましょう

地球に住むお客様の移行を円滑に進めるため、Google Cloud Storage(GCS)では新しい Earth-Mars(地球-火星)マルチリージョンが立ち上がっており、お客様は地球と火星の両方において、惑星規模で冗長化されたデータを格納できます。

これで、地球に恐竜を絶滅させたときのような隕石の衝突が起きたとしても、猫のビデオや自撮りの写真といったデータは生き残るでしょう。もちろん、パブリック ドメインにある科学、歴史、芸術のデータも無料で格納されるので、次に地球規模の大災害が発生しても、人類が暗黒時代に引き戻されることはありません。

お客様はデータを新しい火星リージョンだけに格納することも可能です。その場合、地球上の司法管轄から外れ、宇宙条約の条項に準拠し、保護されることになります。

火星にデータを格納、処理できるようになると、今後予想される探検者や移住者の火星への流入に備え、低レイテンシのデータ分析パイプラインやコンシューマー向けアプリケーションが活躍することになるでしょう。新しい開拓地のクレーターや砂丘に植えられたジャガイモの様子がストリーミング配信される --- そんな日がやってくるのです。

「これは世界を変えますね。GCS によって、探査機が収集したすべてのデータをわずか数秒で直接火星に格納したり、ビッグデータ分析を実行してエクサバイト規模のデータセットを検索したりできるわけですから。2020 年までに火星への移住を実現するという私たちの夢が現実のものとなります。」(早期アクセス顧客企業の 1 社)

火星データセンターは、この地域の利点をフルに活用した、Google で最も環境に優しい施設になります。寒冷な気候のおかげで、1 年を通じて電気を使わない天然の冷却が可能です。また、大気が希薄で風が強いため、再生可能エネルギーだけで施設全体の電力を十二分にまかなうことができます。

もっとも、こうした取り組みは火星だけで終わるわけではありません。私たちは銀河系規模のコンピューティング リソースを活用し、N+42 冗長で探査ロケットを打ち上げています。GCP のデータベースは光速よりも速いデータ連携向けに最適化されていますが、Google Planets チームはすでに、将来のデータセンター建設地となる太陽系のその他の惑星探索に向け、地図の作成に本格的に取り組んでいます。

私たちと一緒に、この旅に出かけましょう。お客様が問題を解決し、ブレークスルーを実現するのを楽しみにしています。

P.S.  火星ストリート ビューで、キュリオシティによる火星の旅をご覧ください

- By Google Cloud Storage and Google Geo teams

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