Google Cloud
月刊 Google Cloud Platform ニュース / 2017 年 2 月
2017年3月1日
Google Cloud Japan Team
Posted by 福田 潔(Google Cloud カスタマーエンジニア)
先月( 2017 年 2 月)に発表された Google Cloud Platform(GCP) 関連のニュースをブログ記事から振り返ります。年次のグローバルイベント、Google Cloud Next ‘17 を来週(3月8日から10日)に控えておりますが、それに先立って、Cloud Spanner がパブリックベータとして公開されました。
[新製品, 新機能]
Cloud Spanner の登場により、それぞれメリットデメリットを持つ RDB なのか NoSQL なのかという二者択一ではなく、新しい選択肢が提供されます。Cloud Spanner は NoSQL データベースと同様のパフォーマンスと水平方向のスケーラビリティを持ちながら、RDBのようにSQLで一貫性をもったデータ操作が可能です。Cloud Spanner はこちらから Quickstart を試すことができます。- Cloud Spanner : ミッションクリティカルな業務に対応するグローバルなデータベース サービス 2/24
- Cloud Spanner と CAP 定理 2/24
- SQL Server Enterprise ワークロードに最適なプラットフォームを提供 2/23
- App Engine 向けの新 Eclipse プラグインで IDE サポートを拡充 2/23
[顧客事例]
オンプレミスや他クラウドの既存システムを活かしつつ、「Google が得意としている大規模なデータ処理」をGCPで実現する GMO アドマーケティング株式会社 の事例が紹介されています。BigQuery や AppEngine といったGCPならではのマネージドサービスを有効活用している点にも注目です。- GMO アドマーケティング株式会社の導入事例 : BigQuery や TensorFlow などの先進的機能に惹かれ Google Cloud Platform を採用 2/20
- 株式会社グラッドキューブの導入事例:コストから機能充実度、そして将来性。Google Cloud Platform で自社サービスをさらなる未来へ。 2/17
[ソリューション]
新たに GCP に移行しようとするお客様に向けたガイドが公開されています。なぜ GCP に移るべきなのか、そして GCP を習得するために必要なコンセプトが分かりやすく説明されています。- Windows と .NET のためのコードラボ ガイド 2/23
- Google と Pivotal のエンジニアが語る GCP での Cloud Foundry 2/14
- オンプレミスを利用する IT 管理者のための Google Cloud Platform ガイド 2/2
[パートナー関連]
[その他]
CRE(Customer Reliability Engineer)のブログシリーズには思慮深いポストが多く含まれています。我々がお客様とお話をしていると、あるシステムにおいて可用性が正しく定義できていない、あるいは実現が著しく困難(と思われる)盲目的な定義に従おうとしているケースが多く見受けられます。どのようにしたら正しい可用性を定義できるのか に関するポスト、一読する価値があります。- SLO、SLI、SLA について考える : CRE が現場で学んだこと 2/21
- Google Cloud Next '17 : アプリケーション開発者必見の 8 セッション 2/16
- 可用性とどう向き合うべきか、それが問題だ : CRE が現場で学んだこと 2/14
- Google Cloud の KVM セキュリティを強化する 7 つの方法 2/07