Google と Pivotal のエンジニアが語る GCP での Cloud Foundry
Google Cloud Japan Team
今回は、Google Cloud Platform（GCP）での Pivotal Cloud Foundry について解説する動画シリーズを紹介します。最初のエピソードでは、ハード ワークの末にこのオープンソース プラットフォームを GCP で最適に実行できるようにした Pivotal と Google Cloud Graphite チームのエンジニアが出演します。Google Cloud Graphite チームは、オープンソース プロジェクトを専門に、プロジェクトのメンテナーやお客様と協力して取り組んでいるチームです。今後も今回のように、私たちの取り組みのハイライトを動画やブログ記事を投稿する予定です。
Pivotal との作業は 2016 年に開始し、その年の 10 月には、GCP に Pivotal Cloud Foundry をデプロイし運用することが可能になったことを発表しました。このパートナーシップにより、製造、ヘルスケア、小売りといった業種の企業はデジタル トランスフォーメーションを加速させ、Gmail や YouTube、Google Maps などを支えるインフラストラクチャと同様な環境でクラウド ネイティブなアプリケーションを実行できるようになります。
2 つのエンジニアリング チームはとても相性が良くて、何年も一緒に仕事をしてきたかのようでした。この取り組みの結果は既に、Cloud Foundry のコミュニティで活用され始めています。簡単に Cloud Foundry を Google のインフラストラクチャ上にデプロイでき、アプリケーションを Google の分析や機械学習のサービスで拡張することも容易です。今後も Google と協力して、私たちが共有しているマルチ クラウドの選択と柔軟性というビジョンを発展させていくことを楽しみにしています。
Joshua McKenty, Head of Platform Ecosystem, Pivotal
コラボレーションの具体的な成果は次のとおりです。
- BOSH を GCP で利用可能にし、加えてGoogle のグローバル ネットワーキングや負荷分散、迅速な VM 起動、ライブ マイグレーション、プリエンプティブル VM の料金をサポートしました。
- Google BigQuery や Google Cloud SQL、Google Cloud Machine Learning といった Google サービスを、Cloud Foundry 開発者がアプリケーションで簡単に利用できるようにする Service Broker を開発しました。
- BOSH 用の stackdriver-tools を開発し、運用担当者や開発者が Stackdriver Logging と Stackdriver Monitoring を使い動作状況や診断情報にアクセスできるようにしました。
動画シリーズのエピソード 1 では、Pivotal の Dan Wendorf 氏と私（Evan Brown）が、BOSH と Cloud Foundry の GCP へのデプロイについて、GitHub にあるチュートリアルに沿って説明しています。
※字幕設定で、日本語を表示します。
今後公開されるエピソードでは、Service Broker と Google サービスのセットアップと利用方法、Stackdriver での Cloud Foundry アプリケーションのモニタリングやデバッグの方法といったトピックを取り上げる予定です。ぜひご覧ください。新しい動画は、YouTube で Google Cloud を、あるいは Twitter で @GoogleCloud をフォローすると見つけやすくなります。
また、Puppet や Chef、HashiCorp、Red Hat、SaltStack などと進めている取り組みについても、ブログ記事や動画で随時紹介していきます。お楽しみに！
* この投稿は米国時間 1 月 10 日、Senior Software Engineer である Evan Brown によって投稿されたもの（投稿はこちら）の抄訳です。
- Posted by Evan Brown, Senior Software Engineer
